知的水準高いベトナム人労働者

高校進学率40%、大学進学率20%超えるベトナム人労働者

 

知的水準の高さから、医療・介護・IT業界での活躍に期待

中国を抜いて日本への技能実習生派遣国第一位となったベトナム。年間7万人近いベトナム人が来日し様々な業界で活躍しています。在留する人数は2019年の6月時点で、中国人、韓国人に次いで3番目で、約37万人を数え、2012年と比べると7倍に増加しています。在留者に占める技能実習生の割合が高いことも特徴的で、国籍別では約19万人と最も多く、日本の技能実習生の過半を占めるまでになっています。

多くは農業や製造業、建設業が主な就労先ですが、近年では医療や介護分野での人材ニーズも高まりつつあり、そうした人材需要を反映してか、ベトナムでも介護に特化した専門教育が始まるなどの機運が高まりつつあります。日本でも法改正により受け入れ職種に介護が追加され、就労期限も3年から5年へと延長できるようになるなど、環境整備も進んでいます。

高校進学率約40%、大学進学率も20%を超えるなど、ベトナム人労働者の知的水準が高いことから、今後は医療・介護はもとよりIT業界などより広く高度や分野でのベトナム人材の活躍が期待されています。

派遣先内訳

出所:ベトナム労働・傷病兵・社会問題省外国労働管理局の発表からジェトロ作成

在留人口推移

出所:法務省出入国在留管理庁の発表資料(2019年6月末の速報値)からジェトロ作成

在留資格内訳

出所:法務省出入国在留管理庁の発表資料(2019年6月末の速報値)からジェトロ作成


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